2012年9月1日土曜日

アメリカの歯医者

先日、口の中に見慣れないできものが出来たので、歯医者に行きました。アメリカに住んで、初めての歯医者さんです。結局、できもののほうは大したことはなく、ついでに行ったチェックアップで小さな虫歯が2本見つかりました。

永久歯に生え変わってから初めての虫歯だったので、ちょっとショックでした。そうです。私はとても歯が丈夫なほうなのです。
歯が丈夫なので、「アメリカの歯医者さんは高い」というイメージがあってちょっと怖いけれど、まぁ、私はこの数年の駐在期間中にアメリカの歯医者さんのお世話になることはないだろうなと、思っていました。しかし、行ってみると、日本とは違うところもあり、いい体験になりました。

幸い、シカゴ郊外には日本人がやっていたり、日本語が通じる歯医者さんがたくさんあります。日本語で治療はもちろん、アメリカの医療制度の説明をしてくれるので、とても助かりました。

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカには日本のような国民健康保険がありません。65歳以上の国民、障害者、低所得者には公的な医療保険制度がありますが、それ以外の人は民間の保険会社に入ります。その保険もひとつだけでなく、大体の病院をカバーする保険のほか、歯医者専用の保険、眼科専用の保険もあります。保障内容も保険会社などにより違ってくるので、とても複雑です。なので、病院に予約の電話を入れると、必ず保険会社はどこかを聞かれます。その病院と契約していない保険会社だったら断られるのだと思います。

私の入っているデンタル保険は、年2回までチェックアップが無料で受けられる保険なのだそうです。なんでも、アメリカでは、こまめにチェックをして、虫歯などが出来たとしても初期で治療すれば個人負担額が少なくすむような制度なのだそうです。ずっと放っておいて、進行した虫歯を治療する場合、ぐっと個人負担率が増えるとか。
私はその日、歯のチェックとレントゲンを撮りましたが、全額保険でカバーされました。ちょっと得した気分でした。

でも、翌週虫歯治療の見積もりを見てびっくり。1本につき1回の治療で済む初期の虫歯でしたが、治療費が1本200ドルちょっと。(個人負担額はその20%)やっぱり高いです。でも、治療の前に見積もりを出してくれると、心の準備が出来てよかったです。
健康は大事だなぁと身に沁みました。

初日に貰ったなかなか立派な歯磨きセット

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