2012年9月18日火曜日

三度目のダウンタウン観光

日本から来ている出張者と一緒に、先週末ダウンタウン観光をしてきました。私たちがダウンタウン観光に行くのは3度目です。前回のときの記事はこちら。1度目は記事にはしていませんでしたが、去年9月のレイバーデーに行きました。

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今回は、大体このようなルートで回りました。
A ミレニアムパークの駐車場に車を停める。
B ウィリスタワー見学
C デパートMacy's内「Noodles by Takashi Yagihashi」で昼食
D ジョン・ハンコック・センターを外から見学
E シカゴ美術館前で写真撮影
F バッキンガム噴水見学
G ネイビーピア見学

バッキンガム噴水見学後、車でネイビーピアまで移動しましたが、それ以外は全部歩きました。直線距離で12キロほど。翌日は筋肉痛でくたくたでした。



この日は快晴。日中は暖かくとても気持ちのよい一日でした。ミレニアムパークの駐車場に着いたのが午前11時頃でした。まず、真っ先に向かったのはウィリスタワーです。


最初の3枚の写真はウィリスタワーの展望台からの写真です。3度行きましたが、今回が一番空いていました。なんとなく午前中早めに行くのがよいように思います。この日も私たちが帰るときは来たときより列が伸びていました。
なんと言ってもここの目玉は、ここです。


360度透明の展望台。下を見ると結構怖いです。

その後、Macy'sを目指して歩きます。





ダウンタウンには重厚なビルが多く、どこを撮っても絵になります。この日はすごく結婚式が多かったようです。あちこちでこのようなリムジンを見かけました。あちこちで花嫁&花婿が写真撮影をしていました。多くのカップルがたくさんのブライズメイド&アッシャーを引き連れていました。アメリカの結婚式もなかなか派手ですね。




その後、デパートMacy's7階フードコートの「Noodles by Takashi Yagihashi」で昼食をとりました。醤油ラーメンと味噌ラーメンです。醤油ラーメンは八角の香りがしてちょっと中華風でしたが、あっさりしていました。味噌はにんにくが効いてコクがありました。味噌の方が具沢山でお得かもしれません。でも、両方ともシャーシューが3枚も入っていて、お腹がいっぱいになりました。

この後は、シカゴ川を渡り、通称「マグニフィセントマイル(魅惑の1マイル)」と呼ばれるミシガンアベニューをぶらぶらしました。なぜかというと、今回のゲストは、12月に結婚を控えた幸せ者なのです。婚約者へ素敵なお土産をなんとしてでも調達しないといけません。






マグニフィセントマイルには初めて行きましたが、本当に華やかでした。いつも車を停めているミレニアムパークからは遠いと思っていましたが、案外歩けました。
お土産は、若い女性に人気の下着などのブランド「Victoria's Secret」で、キャミソールを購入しました。喜んでくれるといいな。




この噴水の周りでもたくさんの花嫁&花婿が撮影していました。
このあとは車でネイビーピアへ移動しました。



夕食は郊外に戻り、ボブチンへ行きました。


ズワイガニ、ロブスター、魚介のパスタとクラムチャウダーを頂きました。それぞれとてもおいしかったです。とても疲れたけど、楽しい一日でした。

2012年9月12日水曜日

アメリカで味噌作り

今年の春から夏にかけて、初めて味噌を作りました。
私の実家では数年前から味噌を手作りしていて、渡米前に母から味噌作りを勧められました。でも、大変そうだし、こちらでは近くに日系スーパーミツワがあるお陰で、案外手軽に味噌が手に入るので、なかなか自分で作ろうという気になりませんでした。ところが、塩麹がとても簡単だったので、これなら味噌も作れるかも?と思うようになり、作ってみることにしました。

母のアドバイスと下記のサイトなどを参考に作りました。
http://natuland.daa.jp/recipe1.html 
http://tedukuri.pal-system.co.jp/recipe/miso/ 生協のサイト

特に生協のサイトは動画もあり大変参考になりました。基本的な作り方はぜひ上記のサイトを参考になさってください。ここには今回作ってみて私が感じたことなどを書きたいと思います。


まず、材料を買うことから始まりますが、私は麹とお塩は特にこだわらず、手軽に手に入るものを使いました。この塩はどこのスーパーにも売っているものです。麹はミツワで買いました。乾燥麹です。大豆はWhole Foods Marketで量り売りのオーガニック大豆を買いました。Whole Foods Marketはアメリカ中に割とあちこちにある、有機食品をメインに扱っている健康志向のスーパーです。そこでは、大豆などの豆類や雑穀、ドライフルーツなどが量り売りで買えます。大豆はとても安くて1ポンド(約450g)当たり1.69ドルでした。約1キロ買って消費税を入れても4ドル以下でした。


前日の夜に大豆を水に浸しました。この大きなボウルは、あまり使わないだろうな、と思いつつ中古で安く買ったボウルなのですが、とても役に立ちました。翌日はボウルがあふれそうなぐらい大豆が膨らんでいました。

翌日、大豆を圧力鍋で煮ました。私の鍋では2回に分けて煮ました。普通の鍋だと煮るのに時間がかかるので、何回かに分けて煮るのは大変かもしれないと思いました。


煮た大豆は熱いうちに潰します。(冷めると潰れにくくなるから。)私はこのミキサーで潰しました。母はバーミックスで潰しているそうです。他にビニール袋に入れて麺棒で潰したり、色々な方法があるようです。この作業は時間がかかるし、疲れるし、一番大変な作業でした。
なかなか綺麗に潰れてくれないのです。


この写真で分かるでしょうか?ほとんど潰れているのに、1粒2粒いつまでもミキサーを回しても潰れない豆が出てくるのです。こういう豆が少し混じるぐらいなら構わないらしいのですが、私の場合、あまりにも多かったので、こういう豆を集めて、すり鉢ですりました。本当に大変でした。


この乾燥麹は最初からバラバラになっていました。これを水で戻し、塩と混ぜ、潰した大豆と混ぜます。味噌玉を作り、詰める作業は楽しかったです。味噌の柔らかい感触が心地よいのです。


私はこの大きなタッパーに詰めました。本当はかめや樽のように縦長の入れ物に入れたほうがよいと思います。味噌が空気に触れる面積が減り、カビの生えるリスクが減るからです。ラップもこのようにふんわりかけるのでなく、空気をしっかり抜かないといけません。(写真を撮った後にやったと思います。)容器をアルコール消毒して、この上にジップロックに入れた塩を重石にして蓋をして完成です。
私は一人で半日がかりでやりました。大変だったけど、やってやれないことはありませんでした。一人暮らしのOLさんでもきっと出来ます!

上記の作業をしたのが、4月26日でした。作って1ヵ月ごとぐらいに様子を見るとよいようです。そして、6月30日に天地返しをしました。
5月に様子を見たときはカビは生えていませんでしたが、このときちょっとカビが生えてしまいました。少しだけタッパーの淵のほうのラップと味噌の間に隙間が出来ていたようです。カビの部分を取り除き、天地返ししました。(カビの写真は撮りませんでした。ショックだったので(笑))


見た目はちょっと味噌っぽくなってきましたが、麹が真っ白で、まだまだしょっぱいだけで味噌とは言えない味でした。

作成日から4ヶ月経った8月27日、スーパーから買ってきて使っていた味噌がもうすぐなくなりそうで、もうだいぶこちらも味噌っぽくなってきたので、容器に詰めて冷蔵庫に保存しました。



お味噌汁を作ってみましたがおいしかったです。

なぜ手作り味噌がおいしいのかは、ちゃんと科学的理由があるのです。
大抵の市販のお味噌は風味の変化を防ぐために、エチルアルコールなどを添加して酵母を殺し、発酵を止めているのだそうです。そうすると、香りがなくなってしまうそうです。

自分でおいしく安全なお味噌が作れたことに驚いています。すごく達成感があります。ちょっと手間はかかりますが、特に特殊な技術や才能がなくても出来るのでお勧めです。


2012年9月5日水曜日

ガリーナ観光


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アメリカは9月3日がLaver Dayで祝日だったため、3連休となりました。連休中に日帰りで、シカゴから西に車で3時間のGalenaという街へ行きました。ガリーナの街の歴史は古く、1690年代にはフランス人による入植が始まっていたそうです。かつて鉛の採掘で栄えた街だそうですが、今は観光業が主な産業のようです。

レンガ造りの美しい町並みです。このメインストリートにたくさんのレストランやお土産やさんが入っています。
そんな中、私たちがお昼に入ったレストランは。。。


『LITTLE TOKYO』
いかにも胡散臭そうな日本食レストランです(笑)。わざわざガリーナまで来て、このレストランに入る日本人もあまりいないことでしょう。ダンナさまがトイレに行きたくなったので、とりあえず勝手の分かる日本食レストランに入ったのです。

店内も怪しさ満載です。でも一応板前さんもいます。
メニューを見ると、ランチが10ドルちょっとでお手ごろ価格だったので頼んでみました。


ダンナさまが巻き寿司2種、私がから揚げランチです。お寿司はまぁまぁでした。から揚げは冷凍食品っぽくてお肉が少しぱさぱさしてました。でも、セットのチャーハンが予想を裏切り(?)なかなかおいしかったです。から揚げにかかっている甘酢あんもおいしかったです。ウェイトレスさんは中国人でした。きっとこの料理も中国人が作っているのでは?と思いました。なんちゃって日本料理店じゃなくて本格中華料理のお店をやったほうがよいのでは?と思ってしまいました。



街には教会もたくさんありました。


ガリーナは最終氷期に氷河に覆われず、侵食による平原化を免れたので、起伏に富んだ地形をしています。メインストリートに沿って丘があり、階段があったので上ってみました。でも、特に見晴らしがよいこともなく、ただ疲れただけでした(笑)。

メインストリートの中に『DESOTO HOTEL』という有名老舗ホテルがあります。かつてリンカーンもここに宿泊したことがあり、ホテルに集まったガリーナ市民に向けて演説をしたこともあるそうです。

ここはホテルの受付のあるロビーです。クラシックでこじんまりとしたとても素敵な雰囲気でした。


ポップコーン屋さんの奥でアイスクリームが売っていました。大量のポップコーンに圧倒されました。

ガリーナには他にもワイナリーやブリュワリー、おいしそうなレストランなどがいっぱいありました。今回は日帰りだったので、寄れませんでしたが、今度は泊まりでゆっくり楽しみたいです。また、近くにスキー場もあるようなので、ぜひ行ってみたいと思いました。

2012年9月1日土曜日

アメリカの歯医者

先日、口の中に見慣れないできものが出来たので、歯医者に行きました。アメリカに住んで、初めての歯医者さんです。結局、できもののほうは大したことはなく、ついでに行ったチェックアップで小さな虫歯が2本見つかりました。

永久歯に生え変わってから初めての虫歯だったので、ちょっとショックでした。そうです。私はとても歯が丈夫なほうなのです。
歯が丈夫なので、「アメリカの歯医者さんは高い」というイメージがあってちょっと怖いけれど、まぁ、私はこの数年の駐在期間中にアメリカの歯医者さんのお世話になることはないだろうなと、思っていました。しかし、行ってみると、日本とは違うところもあり、いい体験になりました。

幸い、シカゴ郊外には日本人がやっていたり、日本語が通じる歯医者さんがたくさんあります。日本語で治療はもちろん、アメリカの医療制度の説明をしてくれるので、とても助かりました。

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカには日本のような国民健康保険がありません。65歳以上の国民、障害者、低所得者には公的な医療保険制度がありますが、それ以外の人は民間の保険会社に入ります。その保険もひとつだけでなく、大体の病院をカバーする保険のほか、歯医者専用の保険、眼科専用の保険もあります。保障内容も保険会社などにより違ってくるので、とても複雑です。なので、病院に予約の電話を入れると、必ず保険会社はどこかを聞かれます。その病院と契約していない保険会社だったら断られるのだと思います。

私の入っているデンタル保険は、年2回までチェックアップが無料で受けられる保険なのだそうです。なんでも、アメリカでは、こまめにチェックをして、虫歯などが出来たとしても初期で治療すれば個人負担額が少なくすむような制度なのだそうです。ずっと放っておいて、進行した虫歯を治療する場合、ぐっと個人負担率が増えるとか。
私はその日、歯のチェックとレントゲンを撮りましたが、全額保険でカバーされました。ちょっと得した気分でした。

でも、翌週虫歯治療の見積もりを見てびっくり。1本につき1回の治療で済む初期の虫歯でしたが、治療費が1本200ドルちょっと。(個人負担額はその20%)やっぱり高いです。でも、治療の前に見積もりを出してくれると、心の準備が出来てよかったです。
健康は大事だなぁと身に沁みました。

初日に貰ったなかなか立派な歯磨きセット