2012年1月16日月曜日

アラスカ旅行 ~その④ オーロラ ~

チェナ温泉で初めて朝食を食べに行ったとき、ウェイターさんに”おはようございます”の前に「昨日はオーロラ見ましたか? (確かDid you see Noethern Lights yesterday?)」と聞かれました。ここではこれが挨拶代わりなのかな。さすがだな。なんて思っていたのですが、どうも違ったようです。
滞在中何日目か忘れましたが、レストランの責任者の人から「オーロラはもう見れた?」と聞かれました。「初日に見た。」と答えると「それはよかったね!」と言われました。
また、温泉は宿泊者だけでなくよそのホテルに泊まった人や地元の人たちも入りに来るのですが、フェアバンクス在住の人と温泉の中で話す機会がありました。やはりその人も「12/24のオーロラが見られてあなたたちはラッキーよ。12月でオーロラが見られたのは2回だけ。」と言っていました。
フェアバンクスの町なかに家があると大きなオーロラじゃないと見られないし、普段の生活をしていれば実際あまり夜中まで起きていないし、外も出歩かない、という理由もあると思うのですが、オーロラは思ったほど頻繁に出るものではないようです。
旅行会社のパンフレットは詐欺だな、と思いました。

2日目、3日目の夜は曇ってしまい、オーロラも星も何も見えませんでした。朝は晴れていても夜は曇ってしまった日もあって残念でした。
4日目、夕食を食べ終えたのが夜9時過ぎ。オーロラの出る11時ごろまで少し仮眠することにしました。しかし、このとき初めて使ってみた部屋の目覚まし時計が鳴らず、気が付いたのは1時ごろでした。。。慌てて観測スポットに行ってみると既にオーロラは出ていました。
もやもやと薄いオーロラで、見逃した時間帯でもそんなに発達したオーロラではなかったようです。むしろ寒い中待つ手間が省けてよかったです(^。^;)
きれいなオーロラではなかったけど、チェナ温泉の観測所でも一応見ることが出来たので満足しました。一応撮った写真です。


全体的にこのように雲のようにもやーっとしていました。もっと綺麗な瞬間もあったのですが、オーロラの動きは割と早いので写せませんでした。私のカメラには「星空モード」がありました。それで15秒、30秒、60秒露出できるようになっていたので、60秒露出しました。

このチェナ温泉は周りを低い山に囲まれています。この日はオーロラがあまり発達していなかったせいか低い位置に留まっていました。写真とは別のオーロラは山の向こう側が一番明るかったようで、山の稜線がくっきりとしていました。山の反対側で見ていたらもっと綺麗だったかもしれません。チェナ温泉ではオプションで雪上車で山頂へ行くツアーもあるのですが、1人75ドルもするのです。元々旅費をかけてチェナ温泉まで来たのに更に1人75ドル。また申し込んで山頂に行っても見られないかもしれないと思うと申し込む気になれませんでした。
でも、この日は山頂からはピンクのオーロラが見えたそうです。行けばよかったかもしれないけど、2人で150ドル。微妙です。。

この滞在中オーロラの待機所で待っている間、ダンナさまはネットでオーロラについて調べました。

アクティビティセンター。ここでオーロラ出現を待ちます。
オーロラは太陽風と地球の地磁気との共演で作りだされるので、太陽風が吹いて地球に到達する頃を見計らってその時天気のよさそうなオーロラオーバルの下に行けばよいのだそうです。
http://auroranavi.com/auroranavi/forecast.html 参考資料)
なので、今回のようなツアーではなく、日頃から上記のようなサイトをチェックして、強い太陽風が吹いたと思ったら、航空券と宿を手配して行けばよいのかもしれない、そうしないといいオーロラは見られないという結論に至りました。テレビの番組などで見る綺麗なオーロラは、もしかすると裏でスタッフがこうやってタイミングを見て撮影に行っているのでは?
頭の上でひらひらとカーテンが揺れるようなオーロラが見たかったのですが、残念な結果となりました。ダンナさまはちょっと悔しかったようで、いつかすごいオーロラを見に行きたい、と言っています。太陽風のタイミングで航空券と宿を手配するなんてすごくお金がかかりそうですが、いつか行ける日が来るといいな。

アラスカの寒さ、本当にオーロラは見られるのか?など、出発前は不安だらけでしたが、予想外に楽しい旅となりました。

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