2011年10月3日月曜日

アメリカの交通ルール~センターラインなど

アメリカの道もカーブや見通しの悪い丘、トンネル、高架橋、橋、線路の近くでは追い越し禁止になります。
センターラインでそこの道路が追い越し禁止であることを表示したり、(写真は撮れなかったのですが、)「No Passing Zone」と書かれた黄色い標識が立っていたりします。
破線のラインが追い越し可能、実線が追い越し禁止です。

追い越し可能です
これが追い越し禁止です

おもしろいことに片側は追い越し禁止、反対車線は追い越し可能というところもあります。



そのほか今のところ日本との違いで思いつくのは、踏み切りの前では一旦停止をしないということぐらいでしょうか。

高速道路ですが、完全に無料というわけではなく目的地によっては料金が発生します。
これはロードプライシング(road  pricing)といって空港とか市街地とか、人がよく利用するところで降りる場合に料金が発生するしくみです。大都市部の渋滞緩和や大気汚染対策の為だそうです。したがって、日本のように乗った距離に応じて料金を支払うのではなく、どこで降りるかで料金が変わります。
私が高速を利用して行ったことがあるのは(もちろんダンナさまの運転ですが)、オヘア空港とシカゴの市街地だけですが、両方とも料金は80セントでした。
とても安いので嬉しいのですが料金所が無人の場合があり、これがまたやっかいなのです。
80セントぴったりを硬貨で支払わなければいけません。おつりなしでも構わないから1ドル札を入れて出てしまいたいと思ってもだめなのです。
もし80セントぴったりない場合はそのまま通れるのですが、ナンバープレートの写真を撮られ、後日50ドルぐらいの罰金を支払うことになるそうです。
シカゴ市街地の料金所には人がいて、お札で支払いおつりをもらうことができましたが、オヘア空港の料金所は無人でした。
イリノイ州にはI-PASSという日本のETCのような制度があり、これを使うと上記のようなわずらわしさがありません。
アメリカの高速道路は州ごとに制限速度が異なるそうです。料金の自動支払いの制度も各州ごとに別のシステムがあるようです。
私は今までアメリカの”州”というのは日本の”県”のような感覚で捉えていたので、州ごとにこういう高速道路や交通ルールのシステムが違っては不便ではないのかと思っていました。
しかし、イリノイ州の面積は約15万k㎡。北海道の面積約8万3千k㎡の約1.8倍もあるのです。
州の境目に暮らしていれば別ですが、普段の生活で困ることはなさそうです。





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